撮影された、これらの画像は、リアルな宇宙の姿では、ありません。ハップル望遠鏡が、捉えた画像には、色も、形も、無く、電磁波などの情報データと、ノイズの砂嵐が、映り込んでいるだけで、地上のパソコン画面には、数字と、記号が、ランダムに、並んでいるだけ……

ハップル望遠鏡から、送られてきた、それらのデータを、地上の技術者集団が、チーム毎に、解析。おそらく、この形で、この色でしょう、という、予測に基づき、叩き台となる画像を作成。それらの画像は、天文学、物理学の専門家チームに、引き渡され、検証、修正され、少しずつ、公開されているような、色と、形に、仕上がっていきます。この工程を、何度も、繰り返した後、やっと、公式に、これが、宇宙の姿ですと、公表されてきましたが、あまりに、鮮やかで、詳細な画像に、違和感を覚えた、部外の科学者や、科学誌の論調を受け、NASAの専門家チームは、即座に、これら画像の処理方法を公開。自分たちが、色付け、構成した予想図であり、リアルな写真ではないと、認める結果に……

およそ科学的とは言えない、人類史最大の盛り写真に、至った背景にあるのは、ハップル望遠鏡の開発に、約1兆2000億円という、公金が投入され、それに見合う成果が、必要だったこと、地上の望遠鏡より、鮮明で、色鮮やかな写真が、撮れるという、触れ込みで、スタートした事業。白黒のデータ画像では、終われなかったことなど、いろいろ要因は、ありますが、そもそも、ハップル望遠鏡の本格運用が、始まった頃には、ハップル望遠鏡を、経由しなくても、地上の望遠鏡と、コンピュータによる画像解析で、ほぼ同じ、予想図が、作成出来るように、なっていた、という話しは、よく知られています。ハップル望遠鏡の宇宙画像は、技術者、専門家たちの脳内で、作成された、宇宙の予想図であり、巨額マネーが動いた結果、観る人が、心躍る写真となるしか、道は、無かったのです。
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