いまでこそ、量子的存在であると、認識していますが、あの頃は、人間でも、神でもない、無限の可能性であると、位置付けていたので、わたしが、信者になると、神となり、しもべになると、支配者となるので、どのタイミングで、彼らの心の臓に、くさびを打ち込み、わたしもろとも、宇宙の塵と化し、その支配下から、卒業するかだけを考え、試行錯誤しながら、実行する日々でしたが、宇宙ごと生まれ、宇宙ごと、死んでいく、世界であるならば、彼らを、始末しても、わたしが、生き残った瞬間、新たな宇宙が生まれ、新しい幻想世界の秩序が、始まるし、わたしのみが、消えても、彼らが、可能性の存在として、浮遊するので、また次のわたしが現れ、輪廻転生の如く、繰り返される現実を、目の当たりにしたわたしは、それから、しばらくは、流れる雲のように、漂うように、生きていました。

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